2023年6月 星のや東京 の宿泊記です。
この記事では、ホテルの施設・サービス編です。
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星のや東京 客室の種類や料金は?予約方法とキャンセル料にも注意!
星野リゾートが運営するホテルの中でも最高ランクの「星のや」シリーズは、現在国内に6軒・海外に2軒展開されています。
星のや東京は、2016年に5軒目の星のやとして開業しました。
星野リゾートには他にも、温泉旅館をコンセプトにした「界」、アクティビティなども充実したリゾートホテル「リゾナーレ」、そして最近開業が進んでいる都市型ホテルの「OMO」などのブランド展開があります。
ちなみに私が宿泊したことがあるのは、星のや東京以外だと「界 日光」「星野リゾート トマムザタワー」の2軒のみです。
たくさん巡りたいですが、まだまだ修行が足りませんね…笑
星野リゾート トマムの宿泊記はこちら
星のや東京 客室の種類
星のや東京には3種類の客室があります。
「百合 ダブル」…41~49㎡。キングサイズベッド1台
「桜 ツイン」…41~47㎡。シングルベッド2台。
「菊」…83㎡。シングルベッド3台。各フロア1室のみの角部屋。
百合と桜は1泊/部屋11万円程度~、朝夕食事付きにすると18万円程度~が相場になりそうです。
菊に関してはもう少しお値段が上がり、1泊/部屋15万円程度~、朝夕食事付きで23万円程度~が相場かなといったところ。
上記は記事執筆時点での料金になりますが、実際に私が宿泊したのは百合(朝夕食事付き)で16万円程度だったので、この1年でも値上げしていることがわかります。(星のやに限らずどこのホテルもそうですが…)
この後詳しく綴りますが、連泊の場合は割引のシステムがあるので1泊あたりの料金が上記よりかなりお得になります。
予約方法と料金システム・キャンセル規定
星のや東京は、現在公式サイトと楽天トラベル でのみ予約が可能です。
星のやの予約システムは少し独特なので初めてだと少し戸惑うかもしれません。
また、キャンセル規定も非常に厳しいので注意が必要です。
まず、星のやの予約は基本2泊以上となっています。
「こんな高級宿2泊は厳しい…」なんて思う方も当然多いと思いますが、そこはご安心ください。
1泊での予約は60日前から解放されます。(空室がある場合に限る)
そして、一番悩むのはキャンセル規定ではないでしょうか。
キャンセル料は21日前(10%)から発生し、3日前以降は100%となり非常に厳しめです。
さらに悩むのは、予約時に「事前決済・返金不可」を選択することで1泊15%オフ、2泊25%オフ、3泊40%オフ、6泊以上60%オフという大幅な割引が適用されるのです。
宿泊費がもともと高額なのでこの割引額はかなり大きいです。
ちなみに、我が家の場合は子供の突然の体調不良だけが懸念ではありましたが、どちらにしても3日前以降の急な体調不良の際はキャンセルできないので思い切って返金不可の割引適用を選びました…(かなりの賭けです。)
決め手になったのは、「宿泊者の病気によるキャンセルの場合は、1回に限り90日以内の日程でリスケする」ことでキャンセルではなく変更として対応してくださるという点でした。
・基本は2泊以上(1泊は60日前から予約開放)
・21日前からキャンセル料発生、3日前からは100%
・「事前決済&返金不可」を選択すれば15%~60%の値引きアリ(長期滞在すればするほどお得に…!!)
・キャンセル理由が天災事変、体調不良等の場合、1回に限り90日以内の日程でリスケすれば、キャンセル料が免除
星のや東京のおもてなし
予約方法などの前置きが長くなりましたが、ここから本題の宿泊記です♪
星のや東京は東京駅から徒歩約10分・大手町駅から約2分と、まさに東京のオフィス街の中心地に位置します。
建物を見上げると江戸小紋の壁が見えるので、それが目印です。
近隣にはアマン東京やフォーシーズンズ大手町などがあり、都市開発を機に高級ホテルも増えてきた印象です。
駐車場を利用する場合は、お隣のグランキューブの地下にあるので非常にわかりづらいです。
帰りにホテルの車寄せまでタクシーを呼んだのですが、運転手さんが迷ってなかなか辿り着けませんでした。笑
ちなみに星のや東京の正面玄関はあまりにも有名ですが、こちらの車寄せにある暖簾も隠れフォトスポットです。
さて、正面玄関も非常にひっそりと隠れ家のように目立たない場所にあります。
この中に温泉旅館があるようには全く見えないところが面白いです。
自動扉を抜けると、趣ある提灯照明がお出迎え。
そして有名な玄関がこちら。
雑誌などで何度も見ていたので、扉が開いた瞬間あまりの感動に歓声をあげてしまいました///笑
実際に足を運んでみると、天井が高く幅が狭いので予想以上に縦長な空間で不思議な感じ。
設計のことは詳しくないですが、空間の使い方ってすごいですね!!
星のや東京は館内全て土足厳禁で靴を脱いで過ごすスタイル。
正面玄関で靴を脱いだ先は、畳になっています。
この時、子供がまだよちよち歩きだったので「館内全て靴を脱ぐスタイル」というのが実は宿の決め手にもなりました。
ちなみに、ベビーカー(恐らく車いすも)は、預かり又はタイヤを拭いてくださりそのまま館内での使用もOKでした!
実際、畳の上をベビーカーで移動するのはなんだか申し訳ない感じもしましたが、そのようにご案内頂きました。
あじさいの装花もとても豪華です。(もちろん生花!!)
ホテルに到着した際のお出迎えも非常に丁寧で品があり、さすが星のやレベルのホテルは違うな…と感じました。
最近外資系ホテルばかり行っていたので、改めて日系旅館の温かさを感じました。
1階の玄関からロビーのある2階へはエレベーターで上がります。
なんと、エレベーターの中も畳です!
ロビーもエントランスと同じく細長く非常に珍しい間取り。
ハイカウンターのフロントもありますが、チェックインの手続きはロビーのソファーに座って行いました。
また、雅楽演奏のおもてなしもありました。
サイドの棚は、お土産や記念品の販売スペースになっています。
お茶の間ラウンジは24時間利用可能!
チェックインが終わると、客室フロアにご案内頂きました。
客室フロアには各階ごとに「お茶の間ラウンジ」があり、宿泊中24時間利用することができます。
ホテルでいうクラブラウンジのような位置づけですが、各階にあること・24時間利用できる点が星のや東京ならではのポイントです。
利用者が同フロアのお客様に限定されることから、チェックイン時間以外は他のお客様と会うことはほぼ無く、一般的なクラブラウンジよりもプライベート感がありました。
それほど広いわけではないですが、中央には大きなテーブル席、奥にソファー席、デスクスペースとお席が設けられています。
大きなテーブル席には、「お江戸すごろく」のゲームが置かれていたり。
デスクスペースには日本の歴史や文化にまつわる本がありました。
初めにウェルカムティー&スイーツとして煎茶と十二単のお着物に見立てたお茶菓子を出して頂きました。
煎茶は、軽やかな味わいの「つゆひかり」又は玉露のような深い味わいの「おくみどり」のどちらかを選びます。
きちんと急須で淹れて頂いたお茶はとても味わい深く、またお茶菓子もとても美味しかったです。
その他、ドリンクやお茶菓子を自由に頂くことができます。
スタッフの方がいらっしゃる時はお茶を淹れてくださることもありましたが、基本的にはセルフサービスでした。
ドリンクやお茶菓子はお部屋に持ち帰ることもできるので、小さい子供連れの滞在にはとても有難いサービスでした。
お茶は紅茶、ハーブティー、緑茶など4種類の茶葉があり、コーヒーはネスプレッソがありました。
お茶の間ラウンジには氷が無くアイスティーが作れなかったのですが、スタッフの方にお願いすればアイスティーも作ってもらえました。
冷たいドリンクは冷蔵庫の中に。
ジュース、コーラ、炭酸水、ポカリスエット、あまさけ、あずき茶。
小さい子供が飲めそうなものが無かったので、普通の麦茶があったらなぁ…と思いました。
試しにとらやのあずき茶にトライしてみたけど、独特のクセがあるので大人はいいけど子供には微妙でした><笑
冷凍庫にはチョコレートアイス。
お風呂上がりのアイスは星野リゾートの定番!?と私は思っているのですが…
リゾナーレや界は棒アイスだったのに対して、星のや東京ではチョコレートアイスでした。
お茶菓子はピーセンやおかきなど数種類。
このおかきがとっても美味しくて///
後から調べたらなかなか手に入らないものだとわかり、もっと食べておけばよかったと後悔。笑
干し梅、フルーツゼリー、黒ゴマ煎餅もありました。
また、時間帯によって吉兆庵の茶仙挟や甘夏もちが用意されていました。
事前の口コミでは、朝はおにぎりがあるという書き込みも目にしたのですが私が宿泊した際は見かけませんでした。
朝の時間帯に無料でおにぎりのサービスはたしかにあるようですが、お茶の間ラウンジでの提供ではなくオーダー制に変わったのかもしれません。(レストランで朝食を頂いたので今回は頼まずでした…!!)
また、お茶の間ラウンジに限らずですがホテルスタッフの方がとても親切で感動しました。
子供に優しい声掛けをして下さったり、一緒に遊んでくれたり心のこもった温かい気遣いをしてくれました。
私一人でふらっとラウンジに向かった時でさえ、子供のことを○○くん、と覚えて名前で呼んでくださり、接客をする上できちんと宿泊者の情報を把握されていることに一流のおもてなしを感じました。
名物は蕎麦!?遊び心満点の無料アクティビティ
星野リゾートの宿は、滞在中に楽しめるアクティビティも名物のひとつですね。
星のや東京では「季節の催し」として、お花箱作りや茶の湯など日本の文化に触れられるアクティビティが実施されていますがこちらはもちろん有料。
今回は子連れだったこともあり有料のアクティビティには参加する余裕がなかったので、ここでは無料のものだけをご紹介します。
● SAKEラウンジ(17時~21時)
ロビー階でお酒の振る舞いがあります。
日本酒の飲み比べができるというものでしたが、生憎私は日本酒が苦手なので梅酒を頂きました。
● 宵そば(20時~22時)
赤ちゃん連れには少し厳しい時間帯ではありますが、せっかくなので体験してきました♪
まず、フロントへ小判をもらいにいきます(こういう遊び心も好き♡)
お蕎麦屋さんは、ホテルとは直結していないので一度玄関から外へ出ます。
すぐ近くで通路に屋根もあるので万が一お天気が悪くても大丈夫です◎
これは滞在中に敢えてお出掛け感覚を味わえるように、そのような造りにしているのかな~と色々想像してしまいます。
詳しくは客室編の記事で綴りますが、お蕎麦屋さんへ出掛ける際はお部屋に用意されている着物を着て行くのがオススメ///
玄関では、足袋靴下用のサンダルも貸して頂けます。
実はこのお蕎麦屋さん、日中は外来の利用も可能ですが夜は星のや東京の宿泊者だけのために営業しています。
店内は照明が暗めでとてもスタイリッシュな空間。
ハイカウンターの立ち食い形式ですが、なんと子供にはベビーチェアを貸して頂けます。
おかげで抱っこしたままお蕎麦をすすらずに済みました。さすがです。笑
お蕎麦は夜食感覚の少量のものですが、味わい方がまた面白い!!
お蕎麦はよもぎを練りこまれたもので、まずはそのまま蕎麦の香りを感じて。
次は、白だしにつけて。
最後にあんこをつけて。と非常にユニークな味わい方ができるお蕎麦でした。
個人的には意外にもあんこのお蕎麦が美味しくて驚きました///
小さい子供がいて夜の外出をもう何年もしていなかったので、「夜の時間帯に外出してお蕎麦屋さんに行く」というそれだけでも非日常感で心躍る体験ができました。
都心の天然温泉 大手町温泉
星のや東京といえば…やはり大手町温泉。
こんな場所に温泉があるなんてちょっと信じがたいですが、地下1,500mから湧き出る天然の温泉があります。
温泉は15時から翌日の11時半まで夜通し利用することができます。
混雑状況はホテル案内のQRコードから確認することもできますが、私は滞在中朝晩二度利用しましたがどちらも空いていました♪
また、お子様の利用は年齢ではなくオムツが取れていることを条件に利用することができます。
温泉はホテル最上階の17階にあります。
特に受付はなく男湯、女湯、そして湯上りに一服できる休憩スペース、スパがありました。
休憩スペースには牛乳が用意されていました。
お風呂や更衣室の写真は無いので文章のみの感想になります。
更衣室は清潔感が保たれていて、タオルも豊富に準備されていた点が良かったです。
温泉旅館にありがちなお部屋からタオルを持ち込んだり、使いまわしする必要がないのはとても有難いです。
ロッカーは特に施錠があるタイプではなく、籠タイプのものでした。
この他に、お財布やスマートフォン程度であれば入りそうな小さな鍵付きロッカーはありました。
お風呂は全体的に照明が暗めで落ち着いた雰囲気です。
洗い場はあまり広くありませんが、たしか7つくらいありました。
泉質は海水のように少し塩っぱく、温浴効果が高いそうです。
お風呂の造りは、内風呂と露天風呂が繋がっています。
まずは内風呂に入り洞窟のようなトンネルを抜けると、途中から屋根が無くなり露天風呂になります。
ちなみに、露天風呂といっても外の景色は全く見えません。
煙突のように壁に囲われた空間なので、晴れた日の夜なら星、日中なら空だけが見えるような造りです。
私が行った日は雨が降っていたので、夜は本当に真っ暗でちょっと怖かったです。笑
結論をいうと、温泉そのものはそれほど感動的なものではなかったです><
好みはありますが、やっぱり露天風呂は開放感や景色も一緒に楽しみたいな~と。
大手町で天然温泉に入れる!!!という話題性・特別感として、他にはない経験ができました。
星のや東京 施設・サービス編 まとめ
最高級のおもてなしとユーモアあふれるサービスで、素晴らしい滞在になること間違いなし!!!
✔ さすが星のや、高級旅館のおもてなし
とにかくスタッフの方のきめ細やかなおもてなしが印象的で、外資系ホテルにはない日系旅館の良さが感じられる滞在となりました。
言葉使いや所作も美しく、(専任スタッフさんというわけではないと思いますが)そのレベルで宿泊者の情報を把握した上で先回りしたサービスを提供してくれました。
また、お茶の間ラウンジをはじめ滞在中のサービスがお茶菓子一つとっても全て上質です。
他の星野リゾートの施設と比較しても、やはり「星のや」シリーズは格が違うな、と感じました。
✔ 唯一無二の体験
星のや東京は外来利用の概念が無く、基本的に宿泊者以外は中に入ることができないため、そもそも宿泊しない限りは全て未知の世界。
「大手町で温泉に入る」「星のや東京の宿泊者のみが体験できる○○」といった、唯一無二の経験は特別な思い出にもなりました。
次の記事では、星のや東京の客室編 について綴ります♪
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